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HAZAWA VALLEYオフィシャルサイトまちづくりストーリー

街の魅力を引き出しながら、
私たちだからできることをプラスしていきたい。

寺田倉庫株式会社 | 代表取締役社長 | 寺田 航平
chapter 1

思い入れの強い
この地だからこそ、
まちづくりに
貢献したいと考えた。

そもそも羽沢の街とはどんな関わりがあったのですか?
この羽沢エリアは、私ども寺田倉庫にとって第二の創業地と言える場所です。1950年に東京・品川区の運河に面した天王洲エリアで創業した当社は、数年後には羽沢エリアにおいても倉庫事業を開始しており、主要拠点の一つとしてこの地での事業を大切に育ててきました。自社保有倉庫での倉庫事業も行っていますが、他にもサブリーシングという方法で地元の方々が所有している倉庫の管理・運営をさせていただく事業も行っております。つまり羽沢の地元の方々とは共存共栄を目指す同志であり、お客様でもあって、毎年のように一緒に旅行に出かけては羽沢の未来に関する意見交換をしたりするような間柄で、そのような交流を60年以上おこなってきました。
寺田 航平
まちづくりに関わるようになった経緯を教えてください。
新駅「羽沢横浜国大駅」の開業と駅前開発により、当社や地元の方々の土地が計画用地となるお話がありました。農地と倉庫が中心だった羽沢に駅が生まれ、新しい人の流れや交流、暮らしが始まる。この計画を私自身とても興味深く面白いと思い、積極的に駅開業やまちづくりに貢献しようと考えました。この地は寺田倉庫の重要な拠点であるとともに、実は私が幼少期を過ごした場所でもあり、もちろん地元の方々の羽沢に対する思い入れも知っています。ですから傍観者ではいられず、彼らの意見を取りまとめる調整役となって、行政の方々と推進する街のグランドデザイン策定に地域の声を反映してきました。これまでの長い協議や検討期間を経て今があるわけですが、私も含めて地元の人々の想いが少しずつカタチになっていくことを感慨深く思っています。
chapter 2

商業施設の開発・運営を
通して、
ここにしかない街を
デザインしていきたい。

街の開発の進捗状況を教えてください。
新しい街は「HAZAWA VALLEY」という街名になることが決まり、現在は相鉄線の新駅「羽沢横浜国大駅」の駅舎と駅周辺にドラッグストアが開業しています(2021年9月現在)。これから駅前広場につながるプロムナード、マンションと一体になった複合商業施設が誕生し、便利で賑わいのある街になっていきます。そして、この商業施設を改めて私ども寺田倉庫が開発・運営をさせていただくことになります。
寺田 航平
寺田倉庫さんがつくる商業施設はどのようなものになる予定ですか?
商業施設はさまざまな業種の店舗や医療施設を誘致予定ですが、この街で暮らす人のことを第一に考えて、目新しさや派手さよりも中身を重視しようと決めています。また、まちづくりに深く関わっていただく横浜国立大学の大学活動支援施設や、農業が盛んな羽沢エリアらしく農業活動支援施設も設置予定で、多様な人や情報が集まり、新しいことを発信していく拠点となればいいなと思います。

ただ建物を建てるだけではなく、駅から続く街の雰囲気や人の流れに動きをつくっていく大切な役割だとも考えており、どんなデザインにすべきか、どんな人の動線をつくるかなど、一つ一つ丁寧に吟味しながら進行させていただいています。複合商業施設の開発は寺田倉庫にとって初めてのチャレンジ。しかしながら、天王洲エリアで、一定の評価を得るまちづくりを実施してきたと自負しており、このノウハウやスキームを、商業施設開発を含めたHAZAWA VALLEY全体のまちづくりに注いでいきます。天王洲でのまちづくりのやり方をそのままコピーしてもうまくいかないと思っているので、羽沢エリアが持つ魅力を上手に引き出すまちづくりをしていきたいですね。
chapter 3

多様な視点の方々との協働で、
新しい時代の「本当に
住みやすい街」をつくる。

私たちの暮らしはここ数年で大きく変わりましたが、まちづくりにも関係するのでしょうか?
暮らし方が大きく変わり、そんな時代に導かれるように私たちの価値観も少しずつ変わってきたように思います。お金やモノといった「見えるものの価値」から、心や想いの大切さや時間の使い方などの「見えないものの価値」を重視するマインドへの転換。この流れは次の20年30年でより顕著になっていくでしょうし、暮らしや住まいに対する考え方も同様です。ひと昔前まで、家は寝て起きるために物理的に必要な場所と考えていた人たちも、自宅で働くことが増える中で、家族との時間を過ごす場所としての認識が強くなったと思います。「家は絶対都心」という人も一定数いますが、今後も自宅時間が増えれば、自然が近くて一部屋多い住まいでゆったり暮らしたいという考え方がでてきます。また、住環境と利便性の足し算で、本当の意味で住みやすい街がクローズアップされていくでしょう。

そんな時代に生まれるHAZAWA VALLEYという街。今と未来に求められる「本当に住みやすい街」を目指し、行政機関の横浜市や、当社のような開発企業、地域に根付いた教育をされている横浜国立大学、そしてこの地を愛する地元の方々と一緒になって考えながら、ゼロからカタチにしていきます。10年15年後には見違えるような顔になっていくHAZAWA VALLEYに、ぜひご期待ください。
寺田倉庫実績

1950年に創業。専門性の高いワインやアート、映像・音楽メディアの保管を軸に事業を展開。一方で、創業地である天王洲アイル地区の活性化・倉庫街からの文化発信に注力し、「水辺とアート」をテーマに、周辺企業と協働しながら地域ブランディングを推進している。天王洲エリアの地域活性化に加え文化・芸術の支援育成などの取組が評価され、日本の法人格では初めて「モンブラン国際文化賞」を2018年に受賞している。

achievement
寺田 航平
寺田 航平(寺田倉庫株式会社)
代表取締役社長
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